ベルトがひび割れてきた時の補修方法


ベルトを使用していると、よく曲げる部分や負荷がかかりやすいピン穴付近がひび割れがおこる事があります。

今回はひび割れが起こりやすいカラーやその理由と、補修方法をご紹介いたします。



ひび割れが起こる理由


Tps-130のベルトは染料によって革の芯まで染めた後、 顔料によって表面を染めたセミアニリン仕上げ。 一定の革らしさを残しながら、均一で落ち着いた仕上がりが特徴です。



経年変化しにくく、きれいなまま楽しめますが、画像の様にホワイトは仕様上、革の芯まで白く染める事ができません。

そのため表面のみを顔料にて染めており、ひび割れた際に地の色が目立ちやすい特徴がございます。

味としてお楽しみ頂く事もできますが、気になるという方は下記の方法で簡単にお手入れが出来ますので是非試してみて下さい。



ひび割れのお手入れ方法


パレットなどの上にホワイトのアドカラーを出し、少量の水で少しずつ溶かします。

※ホワイト以外は他のカラーを使用して調整が可能です。








次にひび割れた部分にアドカラーを塗っていきます。

テストとして筆で大まかに塗ってみましたが、アドカラーのホワイトとベルトの色が若干異なっていた為、塗った部分が目立ってしまいました。


そこで本番はヒビ割れた部分のみに爪楊枝を使い、塗っては馴染ませ、塗っては馴染ませるを繰り返すことに。



ひび割れた部分のみに塗って、



馴染ませるを繰り返します。



少し手間はかかりますが、綺麗な仕上がりになりました。 塗料が乾いたら完成です。



最後に

いかがでしたでしょうか?
カラーによってひび割れしやすい特徴はあるものの、ご自身で補修する事も可能です。

お手入れをしたベルトはさらに愛着も湧きますし、綺麗に出来上がると嬉しいですよね。

ご自宅で簡単にできますので、是非ためしてみて下さい。






ひび割れしにくいピン穴が無いタイプもございます。

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