2019-06-07
梅雨の時期を爽やかに過ごす新感覚のニットタイ
この春から梅雨にかけて二つの新しいニットタイがタバラットより誕生しました。ひとつは先日紹介しましたウールのニットタイ。 そしてもうひとつがこちらのシルクニットタイです。
ニットタイといいましたが、一見すると本当に?というような質感。ニットタイ特有の、ふんわりとた質感ではなく、目が詰まった引き締まった印象の編み上がり。そして厚みのない軽やかな雰囲気。


巻いてみるとこのような雰囲気に。やはりニットタイとしてはどこか軽やかな印象。それとニットタイでは珍しいレジメンタル柄がなんともオシャレで格好良い仕上がりに。今回のニットタイの完成にはこのレジメンタル柄が大きな役割を果たしています。

ニットタイ シルク100%ボーダー Tps-008

ニットタイといえば無地やボーダーがデザインとして多いです。横編み機やタバラットのニットタイを作る丸編み機ではそもそもレジメンタル柄を作ることができず、日本国内でそれを作ることができる工場はほとんど聞かないそうです。どうにかして国内でレジメンタルのニットタイを作りたい・・・そんな提案に対し、工場の担当の方が色々と方法を模索したなか、一つの方法が見つかりました。

その方法は「ホールガーメント」


アパレル関係の方なら知っていても、世間的にはあまり知られていないこの名前。島精機社製のホールガーメント編機を使って編まれる製品をさすのですが、縫製のない無縫製の製品を作ることができます。私の知っている範囲では医療用のニット帽などが有名ですし、肌の弱い人用の服などでもその名前を聞きます

しっかりと目の詰まった編み上がりで綺麗なストライプを作り出し、一般的なニットタイと違って左右にも立体にも凹凸のほとんどない、それでいて編み込みによる立体的で高級感のあるシルエットが魅力的です。


左が当社のウールニットタイ。一般的な厚みです。右がホールガーメントで仕上げたシルクニットタイ。三分の一くらいの厚みで、見た目にもスマートで軽やかな印象になります。


このニットタイですが、ホールガーメントを使えば簡単にできる!ということではなく、この柄を出すために工場さんには細かな細かな調整を何度も何度も修正を繰り返しながら理想の形に近づけていって頂きました。経験と勘と、そして技術がなければいかに優れた機械を使おうとも簡単に形にすることはできないものです。


さて、ニットタイといえば春か、もしくは秋から冬にかけて巻くイメージで、この製品ももちろんそこがメインにはなりますが、薄くて軽く、また見た目に爽やかなシルエットと色使いのこのニットタイはこれから梅雨時期や夏にファッションアイテムとしてお使いいただけるアイテム。クールビズ+爽やかな印象で梅雨時期のじめじめも夏の日差しも吹き飛ばして欲しいものです。


9つのカラバリからぜひお気に入りの1つをお選びください。シルバー×ホワイトはパーティースタイルの結婚式でもお使いいただきたいカラーです。ライム×イエローはなかなか合わせにくいカラーでもありますが、だからこそ使いこなして頂きたい1本でもあります。その際はぜひ画像を投稿くださいませ。スタッフ一同楽しみにお待ちしております!!
ホールガーメントニットタイ(Tps-091)