名刺入れ「KASANEL」が出来るまで 2021.5.28 合宿~プレゼンを終えて、タバラットでは丁寧に名刺を扱う為の名刺入れを作ることになりました。ここからは、タイトルにもある名刺入れ「KASANEL(カサネル)」がどのように出来上がったのかをご紹介します。 まずは商品化に向けて、サンプル制作の準備をしつつ、実用面から仕様を確認していきました。 試作の時点で形は大まかに決まっていましたが、工場とサンプル制作のためにやりとりをする中で、細部の構造や、きれいに畳むための構造など、一筋縄では進まないことも多く、何度もサンプルを作り試行錯誤を繰り返しました。 特に大変だったのが、畳んだときの形と厚みです。ただ革を表裏2枚重ねただけだと、革の厚みがある分畳んだときに端がずれてしまいます。そのズレを解消するために、工場からの提案もあり、裏面の折り目の一部には革を貼らず、また製品の形をほんの少し台形にしました。そうすることで、畳んだときのずれが解消されました。 もう一つは製品内側の4隅について、名刺を挟めるような構造を目指して作っていきましたが、名刺を挟むペースを設けるためにもう一枚パーツを増やすと、どうしてもその分の厚みが角に集まってしまいます。改善するためにパーツを増やさずに名刺を挟むことのできるスリットを設けることにしました。こちらの案をさらにバージョンアップして仕上げてくださったのが写真にもある仕様です。 ただスリットを入れる(細長く穴をあけるなど)よりも、見た目もスッキリとして、名刺も落ちないようにしっかりと挟んでくれるようになりました。 そして課題だった角の厚みも解消。畳んで置いたときも厚みが気になることなく収まりが良くなりました。 こうして完成した、名刺入れKASANEL。製品の詳細は商品ページをご覧ください! 合わせて他のブランドの商品も以下のバナーよりご覧頂けます。 商品ページを見る