2021-10-26
トコプロを使用した床面の処理

こんにちは!
TAVARATスタッフのマエガワです。

今回は、毛羽立った革の床面の処理にチャレンジしようと思います。



革の床面??

革の裏側の部分を「床面」と呼ばれます。ちなみに表面は「銀面」と呼ばれています。 床面は銀面に比べ毛羽立ってくることがあるので、今回はその毛羽立ちを処理していきます。




今回使用したのはクラフト社製の「トコプロ」です。 何種類か処理剤は販売されておりますが、トコプロは粘度が丁度よく使いやすいとの事。




STEP①
まず布にトコプロを付け、処理したい部分へ塗っていきます。 ヘラを使ったり、指で塗っても大丈夫です。




STEP②
次にスリッカーを使って磨いていきます。 床面を磨く際はガラス板を使ったり、無ければ底が丸い小瓶などでも磨けるみたいです。

今回使用したのはコバ(革の側面)を磨く時に使用するものですが、平らな部分で磨いてみました。




STEP.③
毛羽立ちが抑えられました。乾くスピードは早すぎず遅すぎない丁度いい感じです。




今の状態で乾くまで待とうと思いましたが、ウッドスリッカーでもう少し磨くことに。




STEP③の状態でも毛立ちは抑えられていましたが、さらに磨く事で艶が出ました。
乾いてから触ってみるとさらさらしています。


いかがでしたでしょうか。
初心者でも簡単に床面の処理ができました!
一枚革の革製品だと裏張りをしておらず床面やコバが毛羽立ってくることがあります。 少しお手入れをしてあげる事でより長く使用できますし、綺麗に仕上がったら嬉しいですよ。

もしお手元の革製品が毛羽立っていれば、一度メンテナンスしてみてはいかがでしょうか?


◆今回使用した商品